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- FIT(固定買取制度)とは異なる制度を導入している世界諸国にはどのような国がありますか?
FIT(固定買取制度)とは異なる制度を導入している世界諸国にはどのような国がありますか?
近年、EUとその加盟国は、再生可能エネルギーの導入に積極的に取り組み、様々な政策を打ち出してきました。
2012年1月に公表されたIFICの報告書によると、「割当制度」、「料金固定型買取制度」、「プレミアム固定型買取制度」を実施しているのは、以下の通りです。
1.割当制度(QO)
ベルギー、イタリア、ポーランド、ルーマニア、スウェーデン、イギリス
2.料金固定型買取り制度(FIT)
オーストリア、ブルガリア、キプロス、チェコ、ギリシャ、ドイツ、デンマーク、エストニア、フランス、ハンガリー、アイルランド、イタリア、ラトビア、オランダ、リトアニア、ルクセンブルグ、ポルトガル、スペイン、スロベニア、スロバキア
3.プレミアム固定型買取り制度(FIP)
チェコ、エストニア、デンマーク、フィンランド、ドイツ、オランダ、スロベニア、スロバキア、スペイン
上記取り上げた国の数からいうとFITを採択しているケースが最も多いといえます。
詳細に見ていくと、複数の施策をとっていて、FITとFIPの組み合わせや、QOとFITとの組み合わせもあります。これら施策に支えられてEUにおける再生可能電力の発電量は、2007年前後から順調に伸びてきました。