植林事業とバイオマス発電所との関係

ykpartners_植林事業とバイオマス発電所との関係 バイオマスコラム
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実は地熱発電でもCO2は発生します。バイオマス発電でもCO2は発生します。

地熱はマグマに温められた地下水が高温高圧になり、これは温泉の源泉でもあるのですが、地熱発電では地上に引き出して、それを用いて発電タービンを回す原動力とします。その時に地下に眠っているCO2はどうしても一緒に地表に出てきますね。

またバイオマス発電も、燃料としてバイオマスを燃やすのですから、CO2は発生します。特にバイオマスは木質など植物系ですから燃やせば当然CO2は発生するものの、このCO2は木質や植物が成長する過程で大気中から吸収したCO2ですから、仮に再び大気中に戻るとしてもプラスマイナスゼロ、すなわちカーボンニュートラルと見做されていますね。けれどCO2を発生するのは事実です。

そこで僕はこのCO2でさえ、吸収してしまう。すなわち全体から見ると、むしろ大気中のCO2は減っているという、カーボンネガティブな状況を作り出したいと思っています。(これをカーボンポジティブと言うのかも知れませんが。。。)そのための方策の一つが「植林事業」です。植林事業はきちっと維持管理すれば、木は健やかに成長し、毎年確実にCO2を吸収固定してくれます。僕の理想は「バイオマス発電所から発生するCO2は植林事業で吸収しています」と言うことです。